介護と聞いて思い浮かべることはなんでしょうか。
一般的に3K(きつい、汚い、危険)と言われるように、介護に対してマイナスイメージを思い浮かべる方も多いことでしょう。
確かに、どれだけ大切な家族であったとしても、多かれ少なかれ介護する側には負担があります。
しかし、介護に備えて事前に準備をしておくことで、精神的にも、経済的にも負担は大いに減らせることができます。
そこで、まずは日常的な健康状態と体の変化を把握し、継続的な運動をするなど、要介護状態とならないように予防をしましょう。
また、介護が必要になった場合の対応についても、事前に家族や信頼のおける人と話し合いをしておくことも大切です。
さらに、突然の病気や事故が原因で意識がなくなった場合、持病や経済状態が何もわからないと、受けられる医療処置や福祉サービスが適切に選択できないことがあります。
したがって、要介護状態になってしまう前に、病気やプライベートな情報を記録しておくとよいでしょう。
ちなみに、いざ病院で診断や治療を受けて介護が必要になった場合は、病院には医療ソーシャルワーカーという福祉専門のスタッフがいます。
それに、地域包括支援センターに相談すれば、介護保険サービスや自治体で行なっているサービスの情報を得ることができます。
こうした専門スタッフから情報を取得し、介護者だけで抱え込まず他者と協力して介護を行うことで、要介護者も介護者も、共に負担を減らすことができます。
超高齢社会において要介護人口の増加は避けられません。
マイナスイメージの介護ではなく、介護者も無理のない「介護生活」となるよう、介護される側の事前準備を怠らないようにしましょう。
最後に、インターネット上には、いつか来る介護に備えるときの参考になるサイトがあるので、そちらも併せて読んでおくことをおすすめします。